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将棋電王戦における伊藤英紀さんの貢献度の大きさについて。

リンク・フリーです。



将棋電王戦は本当に盛り上がりましたよね。


今でもまだそのショックの余熱のようなものが残ってさえいるように思いますね。



何故、こんなに盛り上げることに成功したのか?




米長邦雄永世棋聖という千両役者の登場があったことは

間違いないですよね。


これに異を唱える方はまずはいらっしゃらないことでしょう。



米長会長という、ある意味特異なキャラクターの方の登場だったので、

将棋のヘボの方にも、ほとんど将棋に関心のない方にも

注目して頂けた面もあったろうと思いますね。




ドワンゴ社さんや中央公論新社さんがスポンサーになられたことも

成功の背景には大きくあったと思いますね。

これも大きかったでしょう。



また、渡辺竜王・矢内理恵子さんなどの名解説も

この対局を盛り上げることに御貢献が大きかったことも

疑いはないでしょう。




また、今回の将棋電王戦の対局では、あから2010のときよりも

あれこれとこの対局前にありましたよね。



プレマッチもその中の一つですよね。

例の告知PVも。

遠山プロの解説もありましたよね。





でもこれらだけで今回の将棋電王戦の対局を

驚異的なまでに盛り上げることができたのか?



真吾オジサンはその可能性も否定はしませんが、

多分ノーだと思いますよ。




伊藤英紀さんが、「将棋倶楽部24」に bonkras を投入されて、

ずっと対局され続けたことが非常に大きかったはずだと思いますよ。



この「将棋倶楽部24」に bonkras を投入されたのは、

-本当のところは他人のことなのでしりませんが-

試運転という意味と、

来るべき対局の日に備えて事前に私なりにこの対局を盛り上げよう

注目度を増そう、協力しようという気持ちがないとできないと

こういうことはできないと思いますね、真吾オジサンは。




長期間に渡って「将棋倶楽部24」に御参加をされましたので、

将棋ファンの方々も釘づけにもなったのです。


「これは、本物の強さだ!!!」

と多くの将棋ファンの方は思われたに違いないと思うんですよ。




この将棋電王戦の本番の対局前に、

多くの将棋ファンにこう思えて頂けたことが

びっくり仰天するくらいに、

本番の対局を見守る人が増えたことに繋がっているはずだと思いますね。


間違いのないことです。





「将棋倶楽部24」で対局をしたのは bonkras であって、

伊藤英紀さん本人が対局をされたわけでもないので、

あんまり言われないのかもしれませんが、

真吾オジサンが思うに、多分、バグとかが出る可能性も皆無でないだけに

「迷惑をかけてはならない・・・」

という気持ちで、つきっきりとまでいうていいものかは知りませんが、

多分、そんなことになっていらっしゃったのではないかな?

と勘繰ったりもするのです。



多分、こうではなかったかな?


多くの将棋ファンが「将棋倶楽部24」を御覧になられていらっしゃっただけに、

技術者の誇りもあって、

「ゆめ、バグなどが出ないよう・・・」




また、

「将棋倶楽部24で大暴れして、この本番の対局を盛り上げよう!!」

と伊藤英紀さんが思われたところで、

富士通研究所の理解が得られないとしようにもできないですよね、事実上。



この将棋電王戦を盛り上げようという気持ちがいくらあっても

伊藤英紀さんは富士通研究所の方ですので、

そちらの仕事があればそちらの方を優先させることは当然ですからね。



なので、この「将棋倶楽部24」に参戦され続けていらっしゃる間中、

本当のところ、伊藤英紀さんは

「会社にわがままを聞いてもらっている・・・」

という、どこか引け目といえば引け目のようなことも

感じられたのではないでしょうか? ^^




真吾オジサンはこう勘繰っておりますので、

伊藤英紀さんのお蔭あればこそ、

この将棋電王戦はあれほどまでに盛り上げることに

成功されたのだと思っております。 ^^



伊藤英紀さんだからこそできた面も多かったはずだと思いますね。





でも、真吾オジサンが今までに目を通した限りではあまり

伊藤英紀さんのこの貢献に言及されていらっしゃらないように思いますね。




プロ棋士や米長会長を応援するべき立場の方でも

空気を読んで言いづらい面もあることでしょうが、

将棋電王戦は米長会長一人で盛り上げたのではないと思われないと駄目ですよ。 ^^



米長会長一人であれだけの観戦者を集めたのではないと思いますよ。




プロ棋士の先生方は

「OH~ エライ時代になったもんだ・・・」

くらいの気持ちでいっぱい・・・

になられてもそう不思議ではないように思うのですが、

それだけで話を終わらせないで、

将棋電王戦を盛り上げて下さった伊藤英紀さんに対しても

労いの気持ちも持てないようでは駄目ですよ。 ^^




多分、伊藤英紀さんは手弁当だったのだと思います。



他人の手弁当は当たり前ではないのです。



こんなことを思っているような人なんて、

ただ単に図々しいだけのことなんですからね。 ^^;




そのあたりのことも思いますと、

このくらいの労いの気持ちも持てないようでは、

いくら将棋が強くてもどうにもならないと思いますよ、真吾オジサンなどは。





また、bonkras は見事勝利されましたので、

ここまで積み上げてきたコンピュータ将棋の進化の確かさを

強烈に世間に対してアピールできましたよね。


言うまでもないことですが、これも伊藤英紀さんの御貢献の一つだと思いますね。




※ 追記


こういう御貢献もあったかな?と思いましたので書き加えます。



あから2010のときの対局では、米長会長の御発言では赤字になられたそうですね。

額面通りに米長会長のおっしゃられたことを受け取りますとね。


今回はそうはおっしゃられなかったので、多分黒なのでしょうね。



あから2010の対局で、ある意味、コンピュータ将棋側の関係者の方々は

日本将棋連盟さんに借りができたことになっていたと思いますね。

大きく見ますとね。



コンピュータ将棋側は、今回の将棋電王戦で、

日本将棋連盟さんの利益に御貢献されたので、

あから2010のときの借り・恩義をある程度は返せたともいえるかもしれませんね。



個別で見れば、こうしたこと・過程で誰が勝ち組で、

誰が負け組とかありもするのでしょうが、

まあ兎も角、大きく見れば、そういうことになるのではないかと思いますね。



そういう意味で、伊藤英紀さんは他のコンピュータ将棋の関係者に対して

胸を張ってもいい面もあるはずだと思いますね。





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